~恋人のいない人生は寂しい、なのに一緒に過ごすと疲れる~
長続きしない交際。
すぐに嫌になり、別れたくなる。
その揺れる心の正体はなんだろう?
彼氏(彼女)と一緒にいると、楽しい反面、なぜか疲れてしまう。
気を使うし、自由がなくなる気がする。
だから「一人身の方が楽だ」と別れを切り出す。
けれど、いざ分かれて一人になると、
今度はどうしようもない寂しさや不安が押し寄せてくる。
世界でたった一人と感じてしまう。
このような気持ちの揺れを抱えている方は、実は少なくありません。
先日、こんな相談を受けました。
「人といると自由を奪われると感じるのに、一人になるとたまらなく寂しくなるんです。
それで、自分を好きだと言ってくれる男性と付き合うのですが、だんだん自由を無くし、束縛されて嫌になり、別れてしまう。
でも別れたあと、また寂しくなって後悔する。
そんなことの繰り返しなんです。」
このお話を聞きながら、感情の揺れは大きながら、とても正直な女性だと思いました。
人は本来、誰かとつながりたい気持ちと、自由でいたい気持ちの両方を持っています。
そのどちらも自然な感情です。
でも、寂しさや不安が強いと、
「好きだから付き合う」というよりも、
「寂しさを埋めるために付き合う」関係になりやすくなります。
そうすると、最初は安心できても、
やがて相手の存在が重く感じられるようになります。
そして、距離を置きたくなり別れる。
ところが、また一人になると不安になる。
このように、寂しさを避けるための選択を続けている限り、同じパターンを延々と繰り返すことになります。
そこで私は、
「寂しさや不安から目を背けず、
その正体を一個づつ、クリアにしていきませんか?」
人は、不安の正体がわからないときほど怖く感じます。
けれど、不安の内容を具体的にしていくと、意外と何とかなると思えることも多いのです。
たとえば、
・将来ずっと一人だったらどうしよう
・誰にも必要とされなかったらどうしよう
・年齢を重ねたとき、一人だと孤独だ
など、頭の中で妄想が膨らんでいく場合、
それらを「現実的にどうなのか?」と、ひとつずつ丁寧に見ていくことで、不安が消えて、一人=寂しく孤独という囚われから、一旦、離れることが出来ます。
また、付け加えると寂しさは決して悪い感情ではありません。
寂しさは、
「人とつながりたい」
「誰かと心を分かち合いたい」
という、人としてとても自然な感情だからです。
ただ、その寂しさを誰かで埋めようと急ぎすぎると、
本来の自分の気持ちが見えなくなってしまうことがあります。
本当に大切なのは、
「寂しくないようにすること」ではなく、
自分の不安や寂しさを理解していくことです。
自分の心を理解できるようになると、
人との距離の取り方も少しずつ変わってきます。
「一人でも大丈夫」
そう思える時間が増えてくると、
人と一緒にいる時間も、以前より楽になります。
誰かといることが、
寂しさを埋めるためではなく、
自然に分かち合う時間へと変わっていくからです。
人の心は、とても繊細で複雑です。
だからこそ、急いで答えを出そうとすると、思いもよらぬ方へ行ってしまします。
不安や寂しさの奥にある気持ちを、
ゆっくり見つめていくこと。
その時間こそが、
同じ後悔を繰り返さないための
一番の近道になるのではないかと思います。
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