「喜怒哀楽」は人間に備わった自然な感情です。でも「怒り」はできれば避けたい感情ですね・・・なんかいかるとしんどいし^^;

怒りが湧くと心は乱れ、表情も硬くなり、人間関係がギクシャクしたり、自律神経が乱れて、疲れやすくなったり、眠りが浅くなったり・・・といい事なんて一つもない。

けれど、実は「怒り」には種類があり、それを正しく見分けることで、人生楽になります^^

私は、怒りは大きく二つに分かれる思います。

それは真の怒りイラつく怒り

真の怒りは、自分や大切な人の尊厳や身の安全を守るために生じる感情です。

例えば、不当な扱いを受けたとき、誰かの権利や尊厳が踏みにじられたときに湧き上がる怒りです。

これは「間違っていることを正したい」「大切なものを守りたい」という純粋なエネルギーから生まれるもので、行動の原動力となります(正義の刃は微妙ですが・・・)

歴史上の改革や社会的な変化も、こうした真の怒りから始まったことが多いですね。

この怒りは破壊とは違い、守る力として働きます。

他方、イラつく怒りとは

日常の中でふと湧き上がる「イラッとする怒り」。

運転中、急な割り込みをされた時、相手の一言が気に障った時、思い通りに進まない時…など。

これらは大抵、自分の思い通りにしたいという欲求や、自分の価値観に合わないものを否定したい心から生じるものです。

言い換えれば「自我」や「エゴ」から生まれる怒りです。

社会の中で生きていく限り、日々の小さなイライラは仕方ないように感じますが、これが曲者です。

「なぜあんなに腹を立てたのだろう」と、その時だけではなく、後から嫌な気持ちに陥ったりすることが往々にしてあります。

強弱はあれど、自己嫌悪、自己否定の感情が湧いてきたりします。

人は本来、成長したい、良くなりたい、穏やかに過ごしたい、という欲求がDNAに組み込まれていると言われます。

なので、イライラする自分を、潜在意識では「ダメだ!」と認識しているのです。

真の怒りは「守りたいものがある」から生まれる。

イラつく怒りは「思い通りにしたい」から生まれる。

この違いを意識するだけで、心の持ち方が大きく変わるはずです。

怒りを感じたとき、「これは自分や大切な人を守るためか? それとも自分のエゴからか?」と立ち止まってみる習慣を持つ訓練をすることです。

感情よりも思考を前面に持ってくるという、その意識付けの習慣をつけるための訓練です。

訓練、いわゆるトレーニングなので「今からやるぞ!」という気持ちが必要です。

そして、決めたなら、日常の中で怒りを感じたら、イラっとしたら

「これは真の怒りか?エゴから出た怒りか?」とジャッジしてみるのです。

これをしたら、6秒くらい経ってますね。

怒りを感じたら6秒置く、と言うのはアンガーマネージメントでも言われていることです。

生きていく上で、怒りを完全に消すことはできません。むしろ、それは自然な感情であり、無理に押し殺すことの方が負担になります。

大切なのは、怒りを見極め、扱い方を工夫することです。

真の怒りは行動の原動力にし、イラつく怒りは一呼吸置いて流す。

この切り替えができれば、人間関係もスムーズになり、自分自身もずっと楽に生きられると思います。

怒りは悪者ではありません。

ただ、その性質を知り、正しく認識すると、自身が楽になります。

私は幼少期から、周囲の環境(エネルギー)に敏感で、

イラっとした人からの気を受けて、自身もイラっとしたり、

エゴが強さゆえ、思いどうりにならないことにイライラしたり、

セッカチなので、イライラしたり・・・これらはいらない怒りのエネルギーです。

しかしだからと言って、敏感、過敏さはいらないのか?と言うと全くそうではありません。

この過敏なアンテナがあるからこその、今の私であるし、このお仕事をしています。

なので、目指すは

気付いていて、反応しない・・・・ヴィ・パッサナーですね^^

イラっと来たら、まずは深呼吸する!このトレーニングしてます^^

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