この春、職場で大抜擢され、家庭との両立をしつつ、頑張っている女性のお話をさせて頂きます。
その方は、夫と二人の子供と4人暮らしです。
普段から、習い事、塾の送り迎え等、かなり忙しい生活をしている中、さらに4月から仕事が忙しくなる中、本人は任命を受諾したものの、不安は多々あったようです。
実際、今まで時間がない中で、ギリギリの生活をしていたので、どうなる事やら・・・・が正直な感想で、出来るだろうか?大役を熟せるだろうか?期待に添えるだろうか?と悶々としていました・
【もう、なるようになれ!出来ないことは出来ない!】でいくしかないのでは?と言うと、腹をくくったようで、そうですね、出来ないことは出来ませんね!と笑っていました。
彼女は腹をくくると、俄然強くなる^^
仕事が忙しくなると、小学生、中学生のまだまだ、親の庇護が必要な年齢の子供たちを、おろそかにしてしまう不安がある。目が届かなくなるのでは?と心配が後から後から出ていたようですが、ふたを開けてみると、まずはご本人が忙しすぎて、細々したことにこだわらなくなり、小さな事で悩まなくなりました。
宿題終ってる?明日の用意はできてる?早く寝なさい・・・・等々、言わなくなったので、子供が自己管理するようになったようです。
不思議と言うか、当たり前なのでしょうが、そのようにちゃんと収まるところに収まるのですね^^
親の干渉がなくなると、子供は自立する!
最近は、学校を卒業しても親元から離れず、母親、父親に世話になり続ける人が増えたようですが、欧米から見ると、考えられない事のようです。
日本が貧乏になってきたので、経済的に親元から離れられないというのも一つの原因の様なので仕方ないと言えば仕方ないですが、いつまでも親元で両親に甘えてる男性はちょっと・・・・・です^^;
さて、大抜擢を受け、日々奮闘をしているA子さん。
ひと月、ふた月と経つうちに何となく感じる、違和感が出てきたようです。
当初、一旦、お断りした昇進。そこを何とか!!!と言うので、ある一定の条件付きでお受けした今回のお話。
下の子が小学校低学年のうちは、なるべく早めの帰宅をしたい、と昇進を断っていたのですが、他に適する人材がいない、という事で早退、子供の病気の時の欠勤、その他は、サポート役の人材を置くのと、課全体のアドバイザーを配置するので、ぜひお願いしたいと、融通は利かせる、という話だったのが、日が経つにつれ、責任が一任されるようになり、
ある日ついに
【理不尽だあ~~~!!】と相談に来たのです。
まあ、企業あるあるで、最初は何とか人材確保の為に、多少の甘い言葉で、説得する(説得する相手は、責任感が強く、真面目、律儀さを持っている人です。企業の持つ嗅覚はすごい)
A子さんは、群を抜いて、責任感あり、真面目、律儀、粘り強い性格なので、一旦、仕事の車輪が回り始めると、ぐんぐん、物事が進んでくので、人事や上司は、自分が発した言葉など忘れて、また一段上の事を要求してくるのです。
最初はそれでも、頑張ってやるけれど、そのうち
「あれっ??これって全部私がやらないといけない事?」
「サポート役の人は何をしているの?」
「いやっ、サポート役の人、全然、仕事できないから、私がサポートのサポートしてるよ??」
「アドバイザーの人、サポートの人の失敗を、私のせいにしてるし・・・・」
と、まあ、こんな具合。
さあ、どうする?
グッと堪えて何も言わないようにする?
それとも、条件はコレコレこうでしたよね?と思い出させる?
彼女と私で、今後、より快適にお仕事をできるように、作戦会議をしました(これがフォルスのセッションです^^)
理不尽な扱いに、全面降伏をするのは、本意ではない。
しかし、争うのも好まない。
では戦わずして、どのようにこちらの意思、あるいは不満(?とまではいかないけれど)を伝えることが出来るか?
それはもう、とにかく、真摯に本音で心をこめて伝えるしかないね・・・と言うことに落ち着きました。
というのも、本当に彼女は仕事に対して、真摯に向き合っているし、自分の担当案件を成功させたいし、強いてはそれが組織全体の成長であるというのが、本心なので、それをそのまま伝えよう!と。
気を付けるべきは、言葉は極力、柔らかい方を、話し方も柔らかく、そして笑顔で^^という事になりました。
世の中は理不尽な事の積み重ねですが、やはり、全面降伏ではなく、モノの道理をわきまえながらも、思いは伝える、それも真剣に。
とは言え、これが職場関係になると、難しいのです。
こうして文章にしていますが、私には、出来ない事です。
これに果敢にチャレンジしているA子さんを大いに尊敬し、応援しています。
追記 その後の報告として、定例会議で率直な意見を言ったところ、改善の兆しがあった、と。
この感じでしばらくいく!とのことでした😊
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