~立ち止まるべき瞬間~
先日、諸事情により退職した、ついてはすぐにでも次の仕事を見つけなければいけない!
という女性とお話しました。
その方は、ハローワーク等を利用し、面接を受けまくってますが、今のところ、いい返事がもらえてないようです。
その中で、私がまず最初にキャッチしたメッセージは
【あなたには休養が必要です。心と体を休めてください】というものでした。
お一人暮らしゆえ、日々の生活費の事を考えての事だと思いますが・・・・・。
仕事を探している時、特に退職という大きな出来事の後には、どうしても心が落ち着かず
「早く次を決めないと!」と焦りの気持ちが湧いてくるのは仕方ないですよね。
周囲の目、
収入の不安、
自分への自信喪失・・・色んな感情が一つになって襲い掛かってきます。
でも、焦りを抱えたまま動き続ける間、その人本来の、力をうまく発揮できないものなのです。
焦りとは心がまだ回復しきってないサインです。
「もっと休もうよ」
「身の回りを整えようよ」
と本当は自身の内側から、大量のメッセージが来ているはずなのに、休むこと怠慢だ、甘えだ!と誤解しているのです。
けれど心の声を無視し続けると、心は幸せをも感じなくなります。
退職とい出来事は表面で見るよりズッと深く心のエネルギーを消耗しているはず。
そのままの心の状態で面接を重ねても、上手くいかないのは当然です。
呼焦りから出る言葉もぎこちなく、自身のエネルギーが弱まっている時、相手にもそれは伝わるものです。
結果として、受ける→落ちる→焦る→自信喪失→受ける→落ちる・・・・・という負のループに陥るのです。
本当に今、必要なのは行動ではなく、静けさであると伝えても、その時は聞いてるようで、聞いてなかったですね。
焦って動く時の選択は、たいてい自分を苦しめる方向へ行きがちです。
焦りエネルギーは
「早く早く」
「何とかしなきゃ!」と急かしはするけど、未来を豊にする力は持ち合わせていません。
道路を時速100キロで走ってる時と、60キロで走っている時の目に入る情報の数を思うと、人生も同様で、焦る気持ちがない時の方が脳はあらゆる方向に働きます。
今の日本においては、休むこと、立ち止まる事は難しいことかもしれませんが、生き急ぐこともないのではないですか?
立ち止まることは負けでも、甘えでもなく、よりよい未来の為の準備期間だという事を知ってほしいですね。
一呼吸おき、心を休めて、満ちてくるのをジックリ待ってみてほしいです。
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