私たちは日々の生活の中で、どうしても心に溜まってしまう思いや、不満や怒り、吐き出したくなる感情を抱えています。
そんなときについ口から出てしまうのが「愚痴」です。
一方で「相談」という言葉もよく耳にしますが、この二つは似ているようで非なるものです。
フォルスの扉を叩く人も、何かしらの思い(悩み)を持ってくるわけですが、ただ聞いてほしいだけなのか?どうなのか、瞬時にキャッチしないと、相談者様は釈然としないうちにセッションが終わってしまします。
愚痴は、その瞬間の気持ちを軽くするために吐き出すものです。ストレス発散です。
例えば「仕事で理不尽な事を言う上司が嫌い」「あの人の言い方が腹立つ」「義理の家族がうっとおしい」といったように、心に積もった不満やストレスは外に出すことで、少しスッキリする。
いわば、心のデトックスのような役割を果たしていますので、吐き出していい場所で思い切り吐きましょう。
ただし、愚痴には解決策を求める意図が必ずしも含まれているわけではありませんので聞いてもらえた、共感してもらえた――それだけで心が救われることも多いので、余計なアドバイスは無用です。
一方で相談は、「どうしたらいいのか」という次のステップを見つけたい時にするものです。
例えば「上司と合わなくて悩んでいる。どう付き合っていけばいい?」「人生に疲れている。少しでも楽になる方法はありますか?」といったように、ただ気持ちを吐き出すだけではなく、私の直観力を生かしたアドバイスを受け取りたいという意図があります。
つまり、愚痴は「共感」を求める行為、相談は「解決」を求める行為、と言えます。
先日の来ていただいた方は、最初に
「今日は愚痴を言いに来ました!!」と明るく宣言されたので、彼女の話に共感し、大いに盛り上がりました^^
ただ、現実のセッションの中では、この二つが混ざり合うことも多いものです。
最初は愚痴として話していたけれど、だんだん「じゃあどうしたらいいですか?」と相談に移っていくこともあります。また逆に「相談に乗って下さい」と言いながら、実はただ愚痴を聞いてほしいだけの時もあります。
ここで、話している本人が「いま本当に求めているのは何なのか?」を意識できるようにナビゲートしていくと、たいていの人は答えを持っているのです。
「とにかく話を聞いてもらって、気持ちを軽くしたい」と言うエネルギーを感じたら、ただの愚痴として受け止めるし、反対に「どうしたらいいか具体的なアドバイスが欲しい」と思ってるな、と感じたらそちらにシフトします。
愚痴を聞くときはただ「うんうん」と受け止めることが何よりのサポートになります。
私のカウンセリングは直感力をベースにアドバイスし、お互いフラットな位置で話を進めていくようにしているので、最終的にはご本人が答えを出します。
いずれにしても愚痴も相談も、心を整えるために欠かせない大切なコミュニケーションです。
私もいわゆる安全な場所(信頼できる友)で、愚痴を言いますよ😊
最初に宣言するのは相手にとっては、愚痴を聞く準備が出来るので、良いことかもしれませんね。
自分の気持ちや必要に応じて愚痴か相談かなやみか?上手に使い分けていけると、人生、グッと楽になります^^
#愚痴と相談
#カウンセリング
#直感カウンセリング
#電話相談
#人生相談