20世紀もっとも偉大な哲学者であると共にもっとも難解な哲学者と言われたハイデガー。

先日、ブログにも書いたように、分かりやすく解説してくれた「明日死ぬ幸福の王子」が出版され、もろ手を挙げて喜んだものの、やはり難しいことには変わりないーー;

中世ヨーロッパの超傲慢な王子が森の中でサソリに刺され、担当医から「薬はございません。王子は明日死ぬかもしれません。」と言われます。

呆然としながらも何かしら手立てはないか?とサソリに刺された森に行き、そこで出会った老人に、事の顛末を話す王子。

すると老人は「ほうほう、そうか!自分の死期を知らされるなんて、お前はとてつもなく幸福な奴だな」と言うところから物語は進みます。

ハイデガーは人間の事を「現存在」と言ったり、造語が多いのが特徴でそれが、ますます難解さに拍車をかけているのでしょうが、これは、その辺を平明に説明しており、読んで損はないと思います。

 

人とは何か?

 

人は必ず死ぬ不幸な存在なのか?

 

久々に涙が滲んだ本です。何度でも読み返したい本がまた増えました。

 

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