最近、自立についての話が耳に入ってくることが多く、改めて考えています。

一言で【自立】と言っても、言葉は象徴的なので、人の数だけ解釈はあります。

 

辞書で引いた自立も、読み手によって微妙に受け取り方は違いますし・・・・。

 

未婚で、一人暮らしをしている人は自立しているのか?

未婚で親元で暮らしている人は自立していないのか?

結婚して子育てしていると自立しているのか?

家族を持てば自立していると言えるか?

事はそう単純ではないはず。

 

ある未婚の方は、県外の大学卒業後、地元に帰って来て両親と暮らしていました。

食事は母親が担当してくれてたようですが、生活費はきちんと入れてたし、温泉旅行もプレセントしていたようです。

 

でも、親戚の中に「いい年して、親のすねかじって・・・」という、会社ならハラスメントで嫌われそうな伯父さんがいたそうです^^;

 

そんなたわ言はスルーして、気楽に過ごしていましたが、ご両親も高齢になり、お父様が病気で、通院、入院が必要になった際は車に乗る彼女は献身的にサポートしていました。

 

そして、お父様を見送り、その後、お母様と二人暮らしになってからも、本当に親子仲良く暮らしていました。

そのお母様も80台後半で病に倒れ、帰らぬ人となりました。

 

さて、未婚で親元から離れず暮らし続けた彼女は自立出来てなかったのか?否、家族の中で自立し、ご両親をサポートし、立派に見送ったではないか。

これを自立と言わずなんと言おう?

 

働いていない妻(主婦)は自立していないのか?否、夫が毎日、仕事に出かけた後、家の中で仕事(家事)をしているのだ。人に見えない場所での仕事は地味だからこそ、大変なのです。

 

他方、結婚して子供が出来ても親としての自覚が持てず、仕事から帰って来てもゲームばかりしてるご主人と離婚したい、という相談を先日、受けました。

この男性は自立とは無縁の依存度高めの困ったちゃんです。

多分、結婚前は親に依存してて、結婚後は妻に依存というパターンなんでしょうね。

真の自立は外から見ても分かる事ではないですね。

 

自立と言うと、人は真っ先に経済的、社会的自立を言いますが、自立はそう言った目に見える物ではなく、精神的なものだと思います。

 

親元にいようが、主婦でいようが、一人でいようが、要するに先ずは精神的自立をしていれば、それはもう立派な自立です。

 

 

でも、こう言ってしまうと元も子もないが【そもそも、自立しない】選択をしてもいいと思う。あなたとあなたの周囲の人達が良ければね!

 

共依存です^^

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