脳科学によると人は生きていき易いように、自分の都合の悪いことは微妙にコントロールして記憶をかえていくらしい。
そのように都合よく変換しながら、記憶される脳は人から人への伝聞でますます、あらぬ方向へ変化していったりします。
そう考えると、今ある事柄(歴史など)の解釈はどこからどこまでが事実なのか、分からないですね。私たちが知らされている事がコントロールされていて、なおかつ、それを各自、違ったフィルターで認識するわけなので、過去に学校や本で学んできたことは無意味なのか?と感じたりします。
同時に同じものを見ても全く違う解釈をするなんてことも、当たり前にありますし。
以前、知人との間で、それが起こりました。
AさんがBさんの噂話をしている場面に遭遇した私たち。私は話の内容から
「AさんとBさん、何だかんだ仲良しなんだ~」と感じましたが
知人は
「AさんはBさんの事、バカにしてたね。あれは良くないね。」でした。
私はAさんのBさんへの愛あるイジリ、と解釈し、知人は良くない噂話と解釈しました。
今となっては内容も覚えてないですが、正解はないですよねーー;
解釈の違いに加え、忘れている内容・・・記憶の曖昧さ、自分本位の理解からなる個人の考え、思想、いわゆる認知は曖昧さと言う実体のない雲を終結したようなものなので、これが正解、と言える根拠などどこにもないのですね。
カウンセリングでも、人間関係の相談がナンバ-ワ1です。
個々が持ってる認知バイアスによって、人との摩擦が起こるわけで、これが手放せると人間関係はグッと楽になるわけですが、
「うんうん、その気持ち、分かるわ~」って言ってもらう快感も捨てがたい私です^^;
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